大変申し訳ありませんが、スマートフォン等に保存したバーコードでは参加することはできません。現時点では、印刷されたバーコードのみ受け付けております。 ここで言う印刷されたバーコードとは、紙のバーコード、プラスチック製のバーコードまたは公式のリストバンドを意味します。
現時点においてデジタルバーコードによる受け付けができない主な理由は以下のとおりです。
あなたは単なる番号以上の存在だからです!
誰かの名前を知ることは、人との関わり合いにとって重要なことです。そのために、parkrunでは、parkrunIDを氏名と一緒に表示しなければならないというルールを定めています。参加者一人一人にはID(番号)が割り当てられていますが、私たち一人一人はそれ以上の存在なのです。多くのデジタル機器はparkrunのバーコードを表示することはできても、通常はその人の名前をIDと一緒に表示はしないのです。
緊急事態への対応
デジタルバーコードを使うと、意識を失ったり混濁した参加者に対して、イベントチームがより効果的に対処できるようにするための重要な情報である緊急連絡先について、最新の情報に更新することが難しくなってしまいます。緊急連絡先の詳細は印刷されたバーコードには記載されていますが、デジタル版バーコードでは記載されていないことが多いのです。
ファンネルダイナミクス
ファンネルダイナミクスとは、フィニッシュラインを越えた後にフィニッシュ・トークンとバーコードをスキャンしてリザルト(結果)を広く世界に公開できるようにするための、pakrrunner(パークランナー)のフィニッシュ後の動線管理システムことです。現時点では、このファンネルダイナミクスは、大きなイベント、例えば、毎秒1人以上の参加者をスキャンするような、500人以上の参加者を抱えるイベントであっても、スムーズに機能しています。もしも、雨や雪によって画面の動きが悪くなったスマートフォンや、厚手の冬用手袋を身に着けた凍えそうなparkrunner(パークランナー)に対応しようとすると、突然ランナー1人あたりスキャン対応時間が数秒増える恐れが生じ得ます。 例えば、500人のランナーが参加するイベントで1人につき5秒ずつ増えたと仮定してみてください。合計スキャン時間が約40分長くなります。それは、前提として、他のデジタル機器が正しく動作しているという条件下においてでもです。
また、金曜日の夜にスマホなどのデジタル機器のオペレーティングシステムが更新され、何千人ものparkrunner(パークランナー)のバーコードにアクセスできなくなる、などということは考えたくもありません。
コスト
現時点で、グローバルな観点から見ると、750のイベントをサポートするには、2,500台のスキャナが必要です。その点で、コストは明らかに重要な要素であり、将来的にそれらの機材を交換する計画を立てている場合には、特に重要となります。そして、スマホなどのデジタル機器をスキャンできるようなスキャナーへの交換は、1ユニットあたりのコストが10ポンド上昇して全体で25,000ポンドのコスト上昇につながりかねず、とりわけ魅力的な計画とは言い難いのです。なお、今年は世界中でさらに250のイベントを新規に開設します。
今後数年間で、現在のシステムを変更する可能性は非常に高いのですが、今のところ、イベントチームは印刷されたバーコードだけをスキャンでき、電話、時計、その他のデジタル機器のスキャンはできません。